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概観
遠~近距離すべてのレンジで攻め手があり、仕込みもあれば2択もあり、置きにもすぐれているとあって攻め手には事欠かない。また横移動性能はリリと並んで全キャラ最強クラス、バクステ能力も非常に高いため、戦いの主導権を握りやすい。半面、これさえしておけばいいとか、これさえ狙えばいい、というようなお願い技がないため、手数の多さを駆使しながらの殴り合いになりがち。単一で強い攻撃がない点と下段をやや襲いにくい点を補いながら戦っていく必要がある。
壁攻め
活躍するのはしゃがみ中の3WP(サッドハウンド)。これがホーミングも兼ねている下段で相手の壁際受け身も襲うので、これを重ねたり、確反のない4RPRKで壁強を狙ったりする。1RKか当てるとサッドハウンドが決まるので期待値が高い。
立ち回り
遠~中距離戦
スライディングの2LKを狙える相手ならたまにそこを狙うが、遠距離は基本その選択をプレッシャーにしながら距離と壁との位置を図る時間。この間合いを詰めようとしてくるキャラにWPやLKを合わせることを考える。相手が本当に黙っているならスラッシュRPやLKRKで触りに行く。
近距離
近距離が意外と得意である。1LKを当てて反撃してくる相手には横移動、何もしない相手にはサッドハウンド。これを基本に確反のない3LPRKや二発目が下段を襲う3LKLKなどで触っていく。これらの後は4WLでさばきを仕込んだり、バクステや横移動、パワクラで相手の行動を吸うのがメイン。これを黙っているなら9WPで投げたり、1RKでダウンを奪う。
コンボ選択
覚えるのは2つ。浮かし>6RP>3LPLP>2RKWP>スクリュー>2LKLP。このコンボの利点は6RPと3LPLPの順番が前後してもいいこと。スクリュー誘発技が2RKWPなら、追撃の2RKKPは安定するので自信をもって出していきたい。このコンボでほとんどの始動技から安定する。もうひとつ覚えるのは立ち途中RPからのコンボで、wsRP>WK入力>RK>wsLPRPLK>RK>スクリュー>666RP。wsRPからの専用コンボだが、決める機会は多い。安定してダメージ67が出せるのは魅力。
確定反撃
10フレ暴れのLPLP、13フレにLKRP、14フレに6LPRP、15フレに9RKRK。でひとまず十分。慣れたら12にツーハイを返していきたい。しゃがみ13確反に必ずwsLPRPは入れたい。
スカ確
前キャラ中屈指の強さ。主力中の主力は、4RKRKで、ミスってもブートで逃げる、逃げない、近づくけど逃げるの選択があり、少々自信がないタイミングでもリスクを恐れず強気に出していける。その上、コンボになるのでトータルダメージも非常に高い。この技の存在により、試合の前半はなるべく手数でガードを崩しておいて相手に攻めさせたいところ。その他の技では、目の前でスカった相手に12フレの3RK、14フレの6WPが有用。6WPは追撃もかなり強力なものが入る。ただいずれもリーチが短いのが弱点。13フレのLKRPは、スカで入れられたら展開的に強い。それより離れた距離では6LKRPもいいが、いずれも上段。9RKRKはリーチも頼れるが2発技なのでミスると確実に確反される。やはりこの辺りはあえて使う意味が4RKに比べるとやや薄れる。4WKもダメージという点でスカには適している。遠い敵には9LKRPがスカ確になる。案外使う場面は多い。4LK、6RPなども優秀なスカ確技だ。
その他、赤段に行くまでに使った技
4LPは派生があり、しゃがみ移行するので相手に様々なイメージをさせる技。ここから横移動するなどするとまたさらにいやらしい。1LPは相手の上段をかなり速いフレームで避けてくれる。この技でジャブやワンツーを潜りながら派生LKで確反をもらわず触りに行くが強かった。その他、2LKだけでなく6WKLKによるスライディングも狙うと強い。
感想
下段の種類が豊富だが、どれも主力には使えない弱点を持ち、言うなれば誤魔化し技なので速い段階でガードを崩して攻めさせるのが信条。アンナとはまた違った意味で乱打戦になりやすい。このキャラも上にいくほど辛くはなりそうだが、距離の調整が自在なのでレベルが高くなっても面白味を維持できそう。やっていて辛かったのはポールとキング。キングは投げでペースが崩される。ポールは上段をしゃがめなかったら間合いを作られやすい。この2キャラとやる時は特に大味な技は捨てて、地味な戦いを徹底しないといけなかった。