壱を超えた激闘になった獣道・弐。
各PVも本当に恰好いいもので、当日が楽しみで仕方なかったです。
激闘から2日後、梅原宅でストV編の解説を行ったふーどと共に、振り返りを行っているのですが、一見ダべりのように見える絵柄とは裏腹に、試合内容を完全に文字化していて試合そのもの以上に見ごたえ(聞きごたえ)のあるものになっています。
詳しくは動画を見てほしいのですが、時間がない人のために要約(だいたいこんなことを言っていた)ものをテキストで残しておきます。
文字起こしまではさすがに無理なので、意訳が間違ってるリスクあり。気になった部分は動画で確認してください。
https://www.twitch.tv/videos/237606343
目次
こたか商店について(01:13:50~)
ウメハラ「あれはマジで歴代最強ガイルだね。あいつのすごいところは、勝負行動に出る微妙なタイミングを逃さないところ。
ガイル使いにはロマンがあって、『飛ばない』ってことなんですよ。いかに飛ばないように試合を構成するか。
もちろんいざという時には飛ぶんだけど、スト2におけるガイルの飛びというのは絶対外してはいけない、昇竜パナしのような行為。
こたかは、DJのエアスラに対して裏拳(6大P)を使っていた。裏拳はエアスラより少しダメージが高い(10:7ぐらいの割りあい)
しかしそれも勝負行動なんだよね。タメを解除するわけだから。しかしその勝負行動しないといけないタイミングを逃さなかった。
あれがすごいんだよ。」
ふーど「こたかは獣道で伸びたのか、元々強いのか」
ウメハラ「あれは絶対伸ばしてるよ。やったおれ自身がよくわかる。獣道は人を強くするね」
たぬかなーゆうゆう戦について(01:23~)
ふーど「あれはまさに”THE・獣道”でしたね」
ウメハラ「いやー本当にあれはね…まずたぬかなに「ありがとう」と「ごめん」両方言いたいね。ありがとうがまぁ強いかな。こう言ったら悪いが、獣道の第1戦と2,3戦では意味が違う。あれは、権力争いだから」
ふーど「ゲームと金、ですかね」
ウメハラ「そう、まさにゲームと金。こたか商店たちは、プライドはかけてたと思うけど、負けてもそれで終わりだから。でもおれたちは、スポンサーもされてるし、だいぶ意味が違う。ぶっちゃけあれでゆうゆうにどこからもオファー来なかったら嘘でしょ」
ふーど「最後の1ラウンドを取るかどうかで生涯年収が違ってきますね。あれは。格ゲーの1ラウンドって何万試合もやる中では大したことない。しかしああいう形での1ラウンドは違う」
ウメハラ「まるごとバナナは今頃企画書まとめてるね(笑)。
まぁしかしこの試合はたぬかなもリスクがあることはわかってたと思う。おれはゆうゆうなんてプレイヤーは知らなかった。
たぬかなは現時点で海外人気が高く、全格ゲー女子の中で最強というイメージまであったと思う。少なくともおれみたいな鉄拳のことをよく知らない層はそう思ってた。
かたや、相手はアングラもアングラでしょ。だって、結婚して出産して子育てもして。たぬかなにしてみたら、強かろうがなんだろうが、相手にしなければそれでも済んだ。
おれがたぬかなにオファー出して「相手ゆうゆうだけど」と言った瞬間に断ったとしても、それは別に世に出ないから。
確かに鉄拳の中でストーリーもあったと聞いている。昔はゆうゆうの方が強くて、たぬかなはそれを追っかける立場で。
でも表からゆうゆうは引っ込んで、たぬかなはその間に実力をつけた。それでもういいでしょ。相手にしなければ今の地位は安泰だよ。
しかも悪いけどこれ勝っても何のメリットもないよ。『やっぱ引退した人とプロじゃね。事故った組み合わせだよ』て言われて終わり」
ふーど「まぁワンチャン、身内での火消しにはなったでしょうね。いまだにゆうゆうの方が強いって声もあったみたいだから。10-8でゆうゆう、何なら10-6って声もありそうな勢いだった」
ウメハラ「そんなリスクマッチをたぬかなは受けた。これはもうね、プロゲーマーとして、ではなくたぬかなというイチ個人の人生として、ここを越えないといけないと思ったんだと思う。その気概がいいよね」
ふーど「ウメさんがほめそうな状況ですよねw