鉄拳7家庭用が遂に発売されます。
鉄拳7がアーケードに登場したのは2015年2月。それからどれだけこの日が来るのを待ったことか。
当初、2015年10月に出ると噂がありました。その時も相当待ったけど、結局音沙汰なく代わりにFRの情報が出て豪鬼が登場すると。
家庭用は2016年10月に出るという情報もありました。その時は「鋭意制作中」の文字が出たかな。
それから2017年春に発売、いや延長して6月1日…
辛かった。本当に辛かった。
何が辛いって、地方民だから辛いのです。
参照:オンライン対戦は地方の嘆き
:鉄拳7 オンラインで進む格ゲー格差
現在の鉄拳を強くなる王道は都会でたくさん友達を作るしかない、です
要するに結構な身内ゲーの様相を呈していた。
オンラインでいきなり鉄拳を始めても、次々に技を200近く搭載したキャラが無言でただ四肢を振り回していて何をされているのか全く記憶が定着しないのが鉄拳
これに1回100円ですよ。何をされているかわからないまま、ボコされるのに100円。
始めた当時の自分は2週間に1度、スト3をゲーセンにしに行って、100円2クレで大体3時間は遊べたから月に多くて300~500円ぐらい使ってる程度でした
それで負けた時も1週間は、その内容を考察して、手ごたえに変えることができたんですが、
鉄拳は投資しても投資してもなかなか終わった後の手ごたえがない
これは焦りました
目次
鉄拳との出会い
なぜ鉄拳にその時期、手を出したかというと、これは過去に何度か書いたのですが、ある日友人の家でスト3をやることになったので、行ってみたらそこに友人の職場の同僚てのがいて、彼の話を聞いていたら鉄拳の相当な上級プレイヤーであることがわかった
それだけなら大して興味わかなかったんですが、さらに話を聞いていると机や椅子の高さをゲームセンターと同じ環境にしたと言い、やってなかったはずのスト3をやらせたら、その日のうちに結構動けるようになっていたので、そこでこの人、まめちーに興味を持った。ああ、この人はたまたま環境の中で惰性でゲームやって強くなった人じゃなくて強くなるための行動を選択して強くなったんだなと。
強くなるための行動を選択して強くなる、という経験は一度覚えればどんなことでも応用が利くことだと常々思っていたんですよね
受験にしろスポーツにしろ就活にしろ出世競争や商品開発、売り上げ競争、ダイエット。
この世のどんなことも、何かを得るために正方向に努力をし掴むことの繰り返しで自分の得たい幸せを手に入れるものじゃないですか
それもゼロからがいい。今すでに得意だったことをやるのは強みを伸ばすということでもあるけど、惰性的で効率が悪いかもしれない。
大ヒットした回転寿司のヒントはボルト工場のベルトコンベアーから得られたように、まったく違う世界で得たヒントが生きるということもある。
自分はそういう挑戦を続けるのが一番退屈しない人生だなと思って、まめちー式鉄拳の強くなり方に師事することにした。
劣悪な環境
しっかし大変でした。
ぶっちゃけまめちーとそれが縁で知り合った周りの人たちのアシストぶりは期待以上で神そのものだった。
その環境はある意味僕のように恵まれている人はいないと思う。
しかしながら肝心のゲーセンが家の近くにない
あっても遠く離れたところで100円1クレ
これでは効率的に鉄拳を覚えることができません
すがるようにして鉄拳レボリューションにたどり着いた
師匠は最高なのに、肝心の鉄拳が出来ないのでは話にならない
トレーニングモードも必要だったので、そこは鉄拳タッグでやるしかなかった
これは結構役に立った面もあります
しかしながらメインゲーのFRにはクロエがいる、ギガースがいる、シャヒーンがいる、ジョシーがいる
まったくわからない
一方レボリューションではステータスとかいう馬鹿な要素をまとった相手に無敵と投げの逆択をしあう全くの別ゲーに神経をすり減らす
全くの別ゲーと言ってもスト5よりは当然鉄拳だから、まったくやらない時間が続くよりは少しは役に立つかと思いきや、やっぱり技のフレームも違うし、後にタッグをやり始めることになった時の感覚から言ってもこのレボをメインでやっていた時期はほぼ全く成長が見られない時期だったような気がします
そのレボは今年1月に終了。
今度は強制的に残るタッグをやる以外には選択が残されていないんですが、今度は先行入力の壁があり、全然技が出ない
鉄拳タッグはボタンの先行入力がめちゃくちゃ直前しか利かないんです。どうしてそんな仕様になっているかはわからないけど、ボタンを押したのに自キャラが何もしていないということが度々ある
コンボやスカ確のチャンスにアホの子のようにぼっとつっ立ったままのオレのリリ。
こいつには悩まされました。
さらにタッグは交代の駆け引きがあり、交代で隙を消してスカ確を食らうなんてこともしばしば
交代すんなよ!とタッグというタイトルに向かって叫んでいました
ゲーセンがない、ちょうどいい対戦相手もいない、家庭用もない、相手の技がわからない
だんだん鉄拳うつ病のようになっていく
相手の技がわからない時どうしたらいいか、と聞いても「どうするかは相手の技による」という返事が返ってくることも多し
すると「相手の技がわからない」ということは最早鉄拳では罪で死ぬしかないのだ、ということを嫌というほど思い知りました
家庭用があれば
家庭用があれば
家庭用さえあれば!
アフリカの水泳選手
多分普通の人ならやめていたと思います
むかし、アフリカから水泳の5輪に出て沈んでいる選手がたたえられてる姿を見たのを思い出した。
「世界はひとつ、遂にアフリカから選手が参加しました」
内陸地だから泳ぐ場所がなく、アフリカには水泳の参加選手がいなかった
しかしその年は遂に、競技できるレベルにはほど遠いにしても選手が出たのです
おれって地方のゲーセンも対戦仲間もいない、出れば称えられる程度の選手なのかな
実際に鉄拳をやめようと思った時期もあった
もう十分やったじゃないか
KOFよりもスト2よりもはるかにトレモにこもった。
単位時間あたりの密度は確実にどのゲームよりも頑張った
アーケードで獣段にも行った
もう十分だろう
ゼロから何かを得る経験として自分の中に納まったよ
…いや。
いやいや。
中途半端に諦めた経験だけが残っただけではないか
サンクコスト効果
こうなったら経済学で言うサンクコスト効果です
自分の目標は何に置いていたかというとまめちーと韓国遠征で暴れまくることだった
すぐにやめようと思ってもその日の夜にはPS3に電源をつける
必ず家庭用は出る。
その日まで
ステータスにも無敵にも先行入力にもタッグクラッシュにも負けず
おれ達地方の家庭用勢はやってきた
そして遂に今日
0時から鉄拳7家庭用発売です
今に見チェロ、いまに見チェロよ~
おわり
※ここまで読んでくれた人、特に初心者の方はぜひフレンドになってね(^^)