
「家で鉄拳ができたらなぁ・・・」そう思ったことはありませんか?俺はあります。個人的な過去話ですが、僕は"家鉄"歴なら10年選手です。アーケードに進出して対戦の楽しさを知ったのは、実はほんのここ2~3年。
2016年2月現在、アーケードにおいては『鉄拳7』が絶賛稼働中です。たいていのゲームセンターには設置されているので、ゲームセンターに行きさえすればプレイできるのですが、ゲームセンターはお金もかかるし移動しなきゃいけないしタバコが苦手な人はそれだけで入りにくい場所です。しかし家に鉄拳があればハナシは別。いつでも遊べるし、練習や研究にもってこいなのです。
しかしながら、家鉄にもある程度の初期投資が必要です。また、『鉄拳7』の家庭用が未だ発売されていないという状況があり、これから鉄拳を始めようとする方の中には「家鉄したいんだけど、何を買ったら良いの?」という声もあるかと思います。そんなわけで、今、家鉄するならこれを買え!をお送りしようと思います。
目次
1.必要なもの
必要なものは大きく分けて4つです。
・テレビモニター
・ゲーム機本体
・ゲームソフト
・コントローラー
はい。当たり前だろ!という声もあるかと思いますが、あせらないで。今からそれぞれについて細かく書くのだから。せっかちな人ね。
2.テレビモニター
別になんでも良いです。興味ない人は読み飛ばして下さい。既に家にあるものでも良いし、HDMIやRCA(赤白黄のやつ)が差せるならPCモニタでもプレイできます。現に僕はPCモニタでプレイしてます。「金はたくさんあるのじゃ。一番良い物を教えてくれい」という石油王系の殿方のために、以下の話をします。
遅延
テレビにゲームの画面が映るのは、ゲーム機からテレビに向かって電気信号が送られているからです。この信号を送るためのトンネルがケーブルになるわけです。なにもゲーム機本体が精神的なテレパシーをテレビに送って画面が表示されているわけではありません。物理的に電気信号を送っています。また、モニターは受け取った電気信号を映像に変換するための機械になるわけですが、この変換速度の性能がモニターによって違うのです。
モニターそのものの性能によっては、ボタンを押してから技が出るまでがめちゃくちゃ遅いなんてことがあります。これが遅延というもの。遅延がたくさんあるようなモニターでは、ゲームが快適にプレイできない可能性があります。特に格闘ゲームは"60分の1秒"をやり取りすることになりますから、極端な遅延は困りものです。イラつきます。イラつきますが、物理的に送っているからこそ、ちょっと遅れるということは仕方ないわけです。楽天で買った商品が全然届かねえ!殺すぞ!とかいうことはありませんか?俺はあります。
遅延が少ないと言われるモニター
一般的に、ブラウン管は遅延が無いと言われています。昔のビデオゲーム筐体なんかはブラウン管を使っているので、遅延はありませんでした。現在のビデオゲーム筐体は液晶モニターを使っているため、実は2フレーム程度の遅延があるとも言われています。
しかしながら、ブラウン管はデカいしダサいしどこにも売ってないという3D商品です(映像は2Dですよ)。お家のテレビがブラウン管をまだ使っているなんて人はそのまま使えば良いと思います。薄型の液晶テレビを新たに揃える場合は、遅延が少ないということで評価を受けているモニターを購入すると良いかと思います。"60分の1秒"を気にするようなド変態共のために各メーカーがしのぎを削るたぁ、恵まれた世界に生きてますな
テレビでやる!
おすすめは東芝のREGZAです。『ゲームダイレクト』というゲーム専用の表示モードを搭載しており、遅延対策は業界トップと言って良いでしょう。ゲームダイレクト搭載で安いのはS10シリーズ(32S10:価格.com)なんかだと性能面も申し分無いと思います。テレビ買い替えも同時検討の方は見てみては。
PCモニターでやる!
デスクにゲーム専用のPCモニターを置いているゲーマーは最近かなりたくさん居て、各メーカーも価格競争をやっております。モニター選びで一番注意しなければいけないのは、HDMI端子を搭載しているか否か?です。少し古いPCモニターだと、D-Sub15ピン端子しか無かったなんてことがあります。変換ケーブルや変換器を購入することでHDMIをD-Sub15ピンに変換させることも出来ますが、変換ケーブルは音声信号が正常に送られなかったり汎用性の無い商品を探しまわる必要があるという問題、変換器は価格が高かったり遅延が発生したりする可能性が増えるなど、面倒です。RCA端子ケーブルしか持っていないという場合も注意が必要です。RCA端子を持つPCモニターはかなり少ないため、HDMIケーブル買った方がラクです。
画面のグレア(光沢)とノングレア(非光沢)についてですが、ゲームに限るならばノングレア(非光沢)をおすすめします。グレア(光沢)は映像が綺麗ですが、光が映り込む性質があり、周囲の光源の具合によってはゲージや技が見えづらいことがあります。また、ふとした時に一生懸命ゲームしている自分の顔が映ると死にたくなります。ノングレア(非光沢)だとそれがありません。
以上を踏まえ製品を選ぶと
23.6インチ:DIOS-MF241XB
24インチ:GL2460HM
27インチ:GW2760HM
あたりはコスパが良いのでは無いでしょうか。
モニターのサイズ
モニターのサイズは、「自分が座る位置との距離」で決めましょう。大きい画面で距離が近いと画面全体が見渡しづらく、小さい画面で距離が遠いと何が起きているか見えづらくなります。家の環境に合わせ、見やすくちょうどいいサイズを選びましょう。ちなみにゲームセンターの鉄拳の筐体モニターは32インチです。かと言って家で24インチでプレイ出来ないかといえばそういうこともありません。私は27インチでプレイしていますが、特に不便さは感じません。個人的には24インチ~32インチあたりが最も快適に感じます。
3.ゲーム機本体
PS3、Xbox360、WiiUの三択ですが、圧倒的にPS3をおすすめします。「鉄拳レボリューションがプレイできる」「オンラインに人が多い」「アケコンの選択肢が豊富」というPS3の特権があるからです。
PS3の新品価格は現在27,000円くらいのようです。→amazon:PS3 本体
PS3の中古相場は現在14,000円くらいのようです。→駿河屋:PS3 本体
4.ゲームソフト
『鉄拳タッグトーナメント2』
『鉄拳タッグトーナメント2』を購入しましょう。現在はこれ一択です。「タッグなので2vs2になるのでは?それはタッグコンボとか大変では?」と感じられるかもしれませんが、ソロでもプレイ可能です。『鉄拳タッグトーナメント2』はその前作『鉄拳6』に比べ
・使用可能キャラが多い→選択肢が多く、楽しい
・オンラインモードのラグが比較的少ない
・読み込み時間が早い
・トレーニングモードが超充実→練習、研究に最適
・オンラインを用いて二人でトレーニングモードが可能→練習、研究に最適
と、初心者にはうってつけの内容となっています。ただし、
・オンラインマッチングの際、相手がタッグを選択することが多い→きちんと戦うためにはチェンジ関連の対策知識が必要
・横移動の性能が全体的に高い→避け関連が鉄拳7の感覚と異なる
・後転が存在する→起き上がりが鉄拳7の感覚と異なる
・バウンドが存在する→コンボが鉄拳7と異なる
など、アーケード稼働中の鉄拳7と比べると違いは多々ありますが、現在の家鉄ではこれが最もベストなのです。仕方ない。
鉄拳タッグトーナメント2の新品価格は現在3,618円くらいのようです。→amazon:鉄拳タッグトーナメント2
鉄拳タッグトーナメント2の中古相場は現在1,860円くらいのようです。→駿河屋:鉄拳タッグトーナメント2
『鉄拳レボリューション』
鉄拳レボリューションとは、PS3で配信されている基本プレイ無料の鉄拳です。オンライン内にゲームセンターをという発想の下に開発されました。課金することで「プレイするためのコインを購入する」「キャラクターの見た目をカスタマイズできる」「使用キャラクター解放が早くなる」というものです。かと言って完全なる課金ゲームではなく、無料コインは時間と共に回復するため、無料で遊び続けることも可能です。
鉄拳レボリューションは鉄拳タッグトーナメント2に比べ
・タッグ2よりも更にラグが少ない
・オンラインマッチングで常に1vs1の勝負ができる→鉄拳7に近い
・バウンドシステムが無い→鉄拳7に近い
・後転が無い→鉄拳7に近い
・4入れで後ろに歩くスピードが早い→鉄拳7に近い
・スペシャルアタックの使い所が、レイジアーツやパワークラッシュに共通する部分がある→少し鉄拳7に近い
・投げ抜けがしやすい→鉄拳7に近い
というメリットがあります。ただし、
・ステータス強化により攻撃力や体力を増やすことが可能→実際の実力どおりにならない試合がある
・タッグほどトレーニングモードが充実していない
というデメリットもあります。特にステータス強化がこのゲームに与える影響は大きく、ゲームセンターでは到底勝ち上がれないような人がステータス強化でよってのみ勝ち上がることができてしまい、鉄拳7をプレイした時にその感覚の違いに戸惑ってしまうことが予想されます。
結論としては、鉄拳レボリューションで片手間に対戦を楽しみつつ、鉄拳タッグトーナメント2で練習・研究する というのが現時点の理想となります。
5.コントローラー
アケコンを買うか買わないかという話です。遊ぶだけならゲーム機本体の純正コントローラーで構わないと思いますが、恐らくかなり難しいと思います。持ち方を工夫すれば同時押しもできるし、ボタンを押すことはなんとかなりますが、方向キーを用いてステップ関連を行うことがとても難しい気がします。少し値が張るし場所も取りますが、なんとかアケコンは用意してみることをおすすめします。
6千円~1万5千円出せる人
HORIのPS3用リアルアーケードプロ(RAP)を買いましょう。RAPにもたくさん種類がありますが、ノアール配置のものを買うとよりゲーセンの鉄拳に近いプレイ感覚になります。アケコンのボタン配置についてはまた別の記事で詳しく書きますが、ノアール配置のRAPはそれほど種類がありません。出回る数も少なく、すぐにプレミア価格になります。ノアール配置のアケコンについてはamazonのリンクを以下にまとめました。駿河屋やヤフオク!等で中古品も探してみてください。
~RAPN3系(ノアール配置)~
☆筆者イチオシ
鉄拳タッグトーナメント2対応スティック for PlayStation3
アーケードの鉄拳に最も近い状態でプレイできる。中古13,000円程度が相場。それ以下なら"買い"。ケーブルが収納できること、PSボタンがついていること、天板が広いことが地味に便利です。個人的ランキング1位。
ソウルキャリバーV 対応スティック for PlayStation3
鉄拳タッグトーナメント2対応スティック for PlayStation3 の天板柄違いで他は同じ。プレイ人口の違いからか、鉄拳より安いことが多い。
【Amazon.co.jp限定】リアルアーケードPro.N3 SA(PS3用)
上記2つとまったく同じ。ゲーム固有の柄でないため、見た目がよい。ただし出回る数が少なく、値段が高い。17,000円くらいすることも。アメリカのamazon→商品URLから個人輸入したほうが安く済む場合がある。
機動戦士ガンダム EXTREME VS. Arcade Stick for PlayStation(R)3
ガンダムバージョン。品薄のため、値段が高い。
~RAP3系(ノアール配置)~
N3系が買えなかったらコレ。
RAPN3系よりも値段が安く、中古7,500円程度が相場。天板が狭い(手首あたりが浮く)、ケーブルが収納できないため根本が折れやすい、ボタン自体がゲームセンターのものと異なる というデメリットがある。ボタンは別途用意すれば換装可能。また、本体が少し分厚い。RAPN3系より重量が少し軽い。
鉄拳タッグ2プロローグ 対応 リアルアーケードPro.3 (PS3用)
上記の柄違い
~その他(ノアール配置)~
意外と良さそう。値段次第ではアリ。
FIGHHTING STICK N3-SA [PlayStation 3]
筆者未所持。恐らく問題なくプレイできると思われる。RAPの廉価版。個人的ランキング2位。
鉄拳タッグトーナメント2 アーケード ファイトスティック トーナメントエディション S+ for PlayStation3
筆者未所持。Mad Catz製で、鉄拳プロデューサーの原田氏監修。大きさや裏面の加工など、膝置きに適したものであるとのこと。amazonには「RAPより同時押ししやすい」というレビューあり。相場10,000円あたり?
~リアルアーケードPro系(ビュウリックス配置)~
ビュウリックス配置とは、ストリートファイターやシューティングゲーム等に用いられるボタンとレバーの配置です。大きな違いはボタンとレバーの距離、ボタンの角度です。初心者の方はそれほど気にならないと思いますので、感覚の違いが気にならない人はこちらのアケコンでも構わないと思います。ビュウリックス配置のアケコンは数が多く、新品定価で購入できるものが多いです。
【PS4/PS3/PC対応】リアルアーケードPro.V HAYABUSA
本体がすごく大きく、「ゲーセン持ってきた感」がある。新品13,000円で購入でき、現在のアケコン界の主流。PS4にも対応していることから、鉄拳7の家庭版が発売されてからも使用できる。
リアルアーケードPro.V3 SA【Amazon.co.jp限定】 カラー 「ブラック×ダークブルー」(PS3用)
上記の旧モデルのため、中古が安い。中古は6,000円程度が相場となっている。PS4で使うには変換を要する。
ワイヤレス リアルアーケードPro.V3 SA (PS3用)
旧モデルのワイヤレス版。レビュー評価は高い。
~リアルアーケードpro(ブラスト配置)~
ブラスト配置とは、セガブラストシティという筐体で用いられているボタン配置。レバーとボタンの間隔はビュウリックスに近く、ボタンの角度はノアールに近い。個人的にはレバーとボタンの間隔の方が重要に思うので、鉄拳中心の方にはやはりノアール配置をおすすめしたいが、決してプレイできないなんてことはない。慣れの問題。
【Amazon.co.jp限定】リアルアーケードPro.3 「ホワイト」
中古6000円前後。
できるだけ安くすませたい人
すみません、それでも4~5,000円はかかります。いかに安く中古を手に入れられるか次第です。おすすめは鉄拳4スティックとツナイデント3proを買うことです。本体起動時に入力がバグることがあるというデメリットは有りますが、ゲーム前に気づくし抜き差しで治る上、PS2のアケコン次第ではかなり安く済ませることが出来ます。PS2の良質アケコンについては以下にまとめましたので、駿河屋やヤフオク!等で適宜中古品を探してみてください。ビュウリックス配置のアケコンを買うよりはゲーセンの鉄拳環境に近くできるというメリットもあります。ツナイデントについては個人的には遅延は感じずかなり便利なものなのですが、なぜか2016.2.16現在amazon新品は品切れ状態。
軽量、手頃な大きさ、充分な性能。改造のしやすさから人気が高い。2500円以下なら"買い"。ブックオフやハードオフに転がっていることも。個人的ランキング3位。
表面が鉄板のため冷たい。1500円以下なら"買い"。ブックオフやハードオフに転がっていることも。
~番外~
新品で4000円以下でレビュー評価も高いが、サイズがあまりにも小さいという点に注意。個人的にはまったくおすすめしないが、レバーの形してりゃなんでもいいやという方は検討されては